斜里岳から続きます。
さあこっからです!あと3km!・・・肩すかしのトラバース。なかなか上がんないね高度、と思って時計を見たら意外と登ってます。 ほんと、高度差を感じさせない整備された登山道ですわ。 この大沢から沢沿いに羅臼平まで! なんだろうこの沢、どこかで歩いたことあるなぁ・・・白馬の雪渓の上のようでもあり、白山の小屋手前のようでもあり、鳥海山にも似たようなところが。
雪渓がすこし残っていました。ひんやり〜! 最後のひと登り! 右手に山頂が見えます!もう天気の心配一切なし! 浦臼平。ひろーい!(写真では伝わりませんが)。ここで軽くお昼タイム。もうここまで来れば山頂は目の前です。 羅臼平はテン場になっていて、ヒグマに食料盗られないようにフードロッカーが設置されています。北海道ならでわですねー。 そしてここまで来ると知床半島の反対側が望めます。我が国固有の領土、北方四島が雲の中に浮かんでいます。オホーツク海側は雲一つ無い真っ青な海なので、知床半島の北と南でこうも違うのか!と思わずにはいられません。 最後の水場、岩清水。苔からぽたぽたと。コップを置いておけば10分くらいで飲めそうです。絵面は良いんですが実用性はなさそう・・・。 知床半島、硫黄山方向。写真じゃわかりづらいですが、硫黄で黄色くなったところまで見えます。いつか縦走出来るんでしょうか。。。 さあ、山頂は目の前!これは例えて言うなら蓼科山のような、五竜岳のような。つまり、見えてから意外と遠い(笑) ソロソロ歩きながらついに登頂!深田百名山78座目です。 FBで思わず360度カメラで投稿したくらい、360度の大展望です。天気は最高!実はこの山頂から知床峠展望台が見れないんですね。てことは去年知床峠展望台から写した羅臼岳は山頂が入っていないことに。 なんか素晴らしいんですよ、太平洋とオホーツク海が一望出来て、手つかずの自然とそれを支える大地。知床半島って大きいですねー。 結局この山頂には30分以上滞在。おなか空いたから羅臼平まで降りましたが降りるのがもったいなかったです。 こんなに天気の良い羅臼岳登山、なかなかないかも?ラッキーでした。
帰りはほぼコースタイムで木下小屋まで下山。ますます良い天気になって日差しが痛い(笑) 黄色いオヤジが小屋番さん。とってもいい人です。松山千春似か?次は早めにゆっくり来ます!
結局下山が15時過ぎだったので、ほぼ10時間のコースタイム。 長いけど道が良いのであまり疲れませんでした。 しっかし、深Qさんていい山を選びますよね〜。
このあとはすぐ近くにある民宿泊だったので、この旅始まって以来の時間に追われない夕方でした。 皆さんも是非、羅臼岳へ!
斜里岳から下山後、羅臼岳の登山口にある木下小屋へ移動。
実はなかなか距離があって大変でした。結局お風呂も入りたいし、チンクは壊れるし、夕飯も食べたい。
あれこれやってると当然日が暮れるわけです。木下小屋の小屋番さんは男性で、20時消灯ですが安全運転でゆっくりお越しくださいとおっしゃってくれました。
とはいえ急ぐわけです・・・そしてもう一台が道を間違え知床横断道路へ。電話するも圏外。向こうは4人も乗ってるのに誰もナビらないなんて(笑)
先に地の涯(岩尾別温泉)に到着してから30分以上待ちました。
結局みんな揃ったのは20時が回ってから。さすがに小屋番さんに怒られながらそそくさと就寝。ここは温泉があるんですがゆっくり入ってみたかったです。
翌朝、5時に出発。コースタイムは8時間ですが、結構長いし人数も多いので10時間で見積もります。これだと15時には下山できそう。
そして距離は長いんですがゆっくり高度を上げていくため、いわゆる急登があまりないです。1400mほど登るんですが全然そんな感じじゃないです。
僕はどっちかというと急登で一気に高度を稼ぐ方が好きなんですが、膝に優しいこの山は女性や子供にもお勧め出来ますね。
ここからオホーツク展望台を抜け、最初の水場、弥三吉水へ。オホーツク展望台ではオホーツク海がバッチリ。天気はだんだん回復してきてます。
ここで20分ほど休憩して極楽平へ。
平坦な道が続く広ーい高原をイメージしてたら道は平坦ですが割と笹がすごかった。眺望もなし。
とはいえここから急登になります。
わりとぐいぐい登りますけど高山植物が結構残ってて楽しく行けました。
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by tomisak
| 2018-08-31 18:44
| 山行日記