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Road to summit 目指せ百名山

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羅臼岳登山!

斜里岳から続きます。

斜里岳から下山後、羅臼岳の登山口にある木下小屋へ移動。
実はなかなか距離があって大変でした。結局お風呂も入りたいし、チンクは壊れるし、夕飯も食べたい。
あれこれやってると当然日が暮れるわけです。木下小屋の小屋番さんは男性で、20時消灯ですが安全運転でゆっくりお越しくださいとおっしゃってくれました。
とはいえ急ぐわけです・・・そしてもう一台が道を間違え知床横断道路へ。電話するも圏外。向こうは4人も乗ってるのに誰もナビらないなんて(笑)
先に地の涯(岩尾別温泉)に到着してから30分以上待ちました。
結局みんな揃ったのは20時が回ってから。さすがに小屋番さんに怒られながらそそくさと就寝。ここは温泉があるんですがゆっくり入ってみたかったです。

翌朝、5時に出発。コースタイムは8時間ですが、結構長いし人数も多いので10時間で見積もります。これだと15時には下山できそう。
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ザ・山小屋!って感じな木下小屋。ここからスタートです。
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最初はユルっとした登山道を登ります。この羅臼岳に総じて言えることですが、登山道の整備が完璧。さすが百名山です。
そして距離は長いんですがゆっくり高度を上げていくため、いわゆる急登があまりないです。1400mほど登るんですが全然そんな感じじゃないです。
僕はどっちかというと急登で一気に高度を稼ぐ方が好きなんですが、膝に優しいこの山は女性や子供にもお勧め出来ますね。
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天気予報は晴れ。というか全道的に天気が悪い中、知床半島付近だけ良い予報です。とはいえ高曇りの中を登っていきます。画像は山頂ですがすぐ見えました。遠い!!
ここからオホーツク展望台を抜け、最初の水場、弥三吉水へ。オホーツク展望台ではオホーツク海がバッチリ。天気はだんだん回復してきてます。
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北海道の水場は基本煮沸しますが、ここは地中から引っ張ってるのでそのまま飲めます。ここから上にある水場は気になるなら煮沸してとは小屋番さんの言。
まぁこの北海道の水場煮沸論ですが、相当眉唾ですねー。

ここで20分ほど休憩して極楽平へ。
平坦な道が続く広ーい高原をイメージしてたら道は平坦ですが割と笹がすごかった。眺望もなし。
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しかしこの登山道は歩きやすいです。さなリーダーも「膝にいいわ〜」とご満悦です。
とはいえここから急登になります。
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さあこっからです!あと3km!・・・肩すかしのトラバース。なかなか上がんないね高度、と思って時計を見たら意外と登ってます。
ほんと、高度差を感じさせない整備された登山道ですわ。
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この大沢から沢沿いに羅臼平まで!
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なんだろうこの沢、どこかで歩いたことあるなぁ・・・白馬の雪渓の上のようでもあり、白山の小屋手前のようでもあり、鳥海山にも似たようなところが。
わりとぐいぐい登りますけど高山植物が結構残ってて楽しく行けました。

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雪渓がすこし残っていました。ひんやり〜!
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最後のひと登り!
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右手に山頂が見えます!もう天気の心配一切なし!
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浦臼平。ひろーい!(写真では伝わりませんが)。
ここで軽くお昼タイム。もうここまで来れば山頂は目の前です。
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羅臼平はテン場になっていて、ヒグマに食料盗られないようにフードロッカーが設置されています。
北海道ならでわですねー。
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そしてここまで来ると知床半島の反対側が望めます。我が国固有の領土、北方四島が雲の中に浮かんでいます。
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オホーツク海側は雲一つ無い真っ青な海なので、知床半島の北と南でこうも違うのか!と思わずにはいられません。
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最後の水場、岩清水。苔からぽたぽたと。コップを置いておけば10分くらいで飲めそうです。絵面は良いんですが実用性はなさそう・・・。
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知床半島、硫黄山方向。写真じゃわかりづらいですが、硫黄で黄色くなったところまで見えます。いつか縦走出来るんでしょうか。。。
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さあ、山頂は目の前!
これは例えて言うなら蓼科山のような、五竜岳のような。つまり、見えてから意外と遠い(笑)
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ソロソロ歩きながらついに登頂!深田百名山78座目です。
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FBで思わず360度カメラで投稿したくらい、360度の大展望です。天気は最高!
実はこの山頂から知床峠展望台が見れないんですね。てことは去年知床峠展望台から写した羅臼岳は山頂が入っていないことに。
なんか素晴らしいんですよ、太平洋とオホーツク海が一望出来て、手つかずの自然とそれを支える大地。知床半島って大きいですねー。
結局この山頂には30分以上滞在。おなか空いたから羅臼平まで降りましたが降りるのがもったいなかったです。
こんなに天気の良い羅臼岳登山、なかなかないかも?ラッキーでした。

帰りはほぼコースタイムで木下小屋まで下山。ますます良い天気になって日差しが痛い(笑)
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黄色いオヤジが小屋番さん。とってもいい人です。松山千春似か?
次は早めにゆっくり来ます!

結局下山が15時過ぎだったので、ほぼ10時間のコースタイム。
長いけど道が良いのであまり疲れませんでした。
しっかし、深Qさんていい山を選びますよね〜。

このあとはすぐ近くにある民宿泊だったので、この旅始まって以来の時間に追われない夕方でした。
皆さんも是非、羅臼岳へ!


# by tomisak | 2018-08-31 18:44 | 山行日記

ラングラーに(JK)1週間乗ってみた。

ラングラーに(JK)1週間乗ってみた。_c0277693_19362711.jpg
皆さんこんにちは。
ひょんなことからラングラー(しかも新車)を代車で借りたのでインプレッションしてみたいと思います。

借りたグレードは、ラングラーアンリミッテッドサハラ。3.6リッターV6エンジンのニクイやつです。
これまでハイテク満載の車にしか乗ったこと無かったので、こういうアナログで無骨な車は初めてでした。

【気になったところ】
ホイールベースが長いせいか、カーブで非常に気を遣います。普通の交差点を曲がるときも内輪差はおろか、おつりを考える始末。
よっこいしょっとハンドルを切り、ぐいっと曲がってぐぐぐっと戻す感じ。オンザレールにはほど遠いハンドリング。
サスペンションはリジットマウントなので常に上下に揺れます。
ハイテク装備もほぼありません。かろうじて室内のライティング関係は室内灯を除きLEDのようですが、自発光ではないため、周りが暗いと真っ暗。メーターも見づらいです。
四駆>二駆の切り替えも当然マニュアル。まぁこれが良いんでしょうけど・・・。なので普段は二駆。街中を走ってるラングラーはほぼ二駆と思って間違いないです(笑)。
また、前はまだしも後ろが狭い!シートが立ってるので大柄な人には非常に疲れるシートポジションだと思います。リクライニングキットがあるようですが、これを付けるとフラットにならないようで・・。
あと燃費!かろうじてレギュラーですが街中では5L/kmくらいです。時代に逆行も良いところです。

これだけマイナスポイントを書いて、じゃあ気に入らないの?と言われると、「いいえ素晴らしいです!」と言えます。特にSUVじゃない、無骨なRVが欲しい人にはうってつけです。

【気に入ったところ】
なんと言ってもスタイル。職場の人も、行きつけの店の人も、全員が全員、「かっこいいですね!」とお世辞抜きで言ってるのがわかります。
確かにラングラーを、「ラングラーってかっこ悪いよね」って言う人はいないですよね。
少し山道や未舗装道路をを走りましたが、素晴らしい走破性です。これで雪道だとどうなるんだろう。
窓が立ってて視界はとてもイイです。また、サハラにはアルパイン製の9スピーカーが装備されてますが、音がむちゃくちゃ良い。ラジオの音楽だけでその良さがわかります。
純正は今時CD/ラジオなんですが、逆に好きなナビをインストール出来るのが非常に魅力的。最近ではアルパインから9インチの専用ナビが出てるようですし。
シートの座り心地も良し。ポジションが高いので見切りも非常に良いです。ただしコーナーセンサーが無いのでバックは要注意。
カスタムパーツが山のように出てるのが嬉しいところですね。純正のヘッドライトは今時ハロゲンですが、アフターでLEDランプがたくさん出てます。
ラングラー、買ってから金が非常にかかりそうです。(カスタム代)
それとなんといってもリセールバリュー。ランクルに負けず劣らないリセール率だとか。
特にこの冬、JL型にFMCしますが、このニュースが流れてから一気の現行のJK相場が上がったとか。この辺はジムニーと同じですね。

維持費のことを考えなければ、アウトドア派の方にはランクルより勧められると思います。

# by tomisak | 2018-08-30 19:56 | 車・バイク

深田百名山 斜里岳へ

お盆休みの予定が無くて、いつもの山友さなリーダーにLINEを入れると、北海道に来ると聞いたのが前回の幌尻岳山行の少し前。
「予定ないんで良かったらまぜて〜」とお願いしたら仲間に入れてくれることに!道東3山登ると言うことで未踏だった斜里岳と羅臼岳に登れます。
当初の計画は11日に北海道入りして雌阿寒岳に移動、12日雌阿寒岳登山、13日斜里岳登山、14日羅臼岳という予定でしたが、台風の影響で14日はどうやら天気が悪そう・・・。
どうしても羅臼には登りたい!!ということですべて1日早め、12日斜里岳、13日羅臼岳、14日雌阿寒岳に変更しました。これが吉と出るか凶と出るか・・・。

11日予定通り来道した友達はさなリーダー含め5人。僕が車2台出すよってことでうちの車2台で道東へ出発です。
この日は斜里岳の麓、清岳荘まで。
清岳荘は斜里岳登山口に建つ山小屋で、今の小屋で4代目。2階建てコンクリート造で中のホールは吹き抜け、檜がふんだんに使われた素敵な小屋です。寝具は無いのでシュラフ持参。食事も無いので自炊ですがその分安いのです。レンジや冷蔵庫、水道など必要十分の装備なのでとても快適に過ごせると思います。
そんな小屋で前夜祭をし、翌日6時出発です!
※なお件のさなリーダーと同行女性、明日の羅臼岳に全力投球!ということで観光に行ってしましました・・・。なので4人で出発。
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ホントに小屋の真裏に登山口があります。登山届もここで出せます。
なお道中水場がありません。小屋で汲んでいきましょう。
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最初は整備された樹林帯をゆっくり登ります。山頂まで4時間ちょっとの行程です。
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意表を突いて最初は林道。山頂まではこの林道を行き、途中で沢沿いのルートに入るんですが、昔はその入り口に清岳荘が建っていたようです。なのでそこまで林道。
なお、雪崩でやられた模様。
分岐の下二股までの間に、徒渉がいくつかあります。といっても幌尻岳のような本格的な徒渉ではなく、登山口で石の上をぴょんぴょん行ける感じ。
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一回目の徒渉で事件が・・・。
ここで徒渉待機してるGNIさん。
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よく見てください、びしょ濡れ。まさかの沢ドボン(汗)
しかも首まで。携帯水没・・・。南無南無。
皆さんもご注意ください。
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途中にある仙人洞。ヒカリゴケが自生してました。
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1時間ちょっとで分岐の下二股到着。前述の通り以前小屋があった場所。いまもコンクリートが少し残って当時を思わせます。

この上から新道と旧道に別れます。新道は尾根ルートだけど長い、旧道は沢を直接登る滑りやすいコースです。
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今回は登りで旧道、下りで新道を選択。
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沢沿いなだけあって、滝がたくさんあります。なかなか見応えある飽きないルートです。
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こんな感じでなかなか楽しいです。沢の中に入っていく場所もありますが靴が濡れることはありませんでした。
それにしても天気が悪いです。ずっとガス。予報だと晴れる予報なんですけどね。
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苔があまり着いてなくて実は見た目以上に滑りません。
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そうこうしてるうちに山頂が見えてきました!雲もなんとなく取れてきてる感じ!
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新道と旧道の合流に到達。ここには携帯トイレブースがあります。
ここから馬の背を通って山頂まで1時間ちょっとです。
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だんだん青空!
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久々に見た、胸突き八丁!全国的ですね。そして名前に恥じずわりあい急登です。
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さあここから30分。ガスも取れかかってます。写真じゃガスガスですが・・・。
とっくに森林限界。ハイマツばかりのこの景色いつみてもいいもんです。
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途中に小さな社があります。
ここからいよいよ10分くらい。
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そして深田百名山77座目、斜里岳山頂到着!
ここから天気が良いとオホーツク海から羅臼岳、我が国固有の領土である北方領土までよく見えるようですが、いまいちガスが取れない。
さーっと見えたらさーっとガスる感じ。あと30分もいればきっと晴れ・・・なんですが、今日は下山後羅臼まで移動しなきゃならないのでのんびりもしていられず、後ろ髪引かれる思いで下山。
下山は新道を選択です。新道は尾根歩きなので途中で斜里の雄姿が見えるかも!
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さっきの社。ほらーガス取れてきてるー!(泣)
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もうすっかり青空。やっぱり青空はイイ!
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新道は尾根を熊見峠まで歩きます。尾根歩きってどこでもそうですけど気持ちいいですね。
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そして斜里岳山頂がどーん!やっぱり30分待てば・・・との思いがよぎりますがまぁ仕方ないです。この姿、ちょーかっこいい!!
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そして熊見峠。ここから下二股分岐までかなりの急降下。とはいえ1時間もかかりませんけど。
みんな長く尾根を歩きまぁまぁヘロヘロ。そして暑い!!天気が良いのは良いけど暑い!やっぱり山頂だけ綺麗に晴れて降りは曇りがベストです(ぇ
そして無事、下山!そしてすぐ羅臼岳へ!遠い・・・。
あっとその前に温泉に入らねば!というわけで、近くの道の駅に併設されてる温泉へ。
そして移動中その事件が起きます。

前述のように車2台で行ったんですが、さなリーダーともう一人は観光。その帰りで温泉合流の予定だったんですが、リーダーから電話。
「車の助手席窓が粉々になった!」とのこと。
助手席?フロントガラスならまだわかりますが、助手席?何かにぶつかったわけでも無く、窓をあげたら急に粉々らしい。なんか動揺してるから(そりゃそうか)とりあえず落ち着かせて温泉で合流です。
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温泉施設前から見る斜里岳と小麦畑。素晴らしい・・・!もうすっかり晴れ。
そして車ですが確かに窓が無い。そしてここは道東斜里町。千歳まで400キロ近くあるしこのあとも予定が続くし。
とりあえずディーラーと保険屋に連絡。ロードサービスは無料で家まで出来るが、代車は無理とのこと。いろいろ考えた結果、窓をビニールで塞いでゆっくり帰る!でした。
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まだ1年ちょっと、十分新車なのに痛々しいチンクちゃん。
この後夕飯を食べて2時間かけて、今日の宿、羅臼岳の麓にある木下小屋に向かいます。

羅臼岳編に続く〜。




# by tomisak | 2018-08-28 20:27 | 山行日記

念願の幌尻岳登山

【いつになく長文です。お暇な方だけ読んでください。】

幌尻岳(ぽろしりだけ)なんて、山をやってる人じゃないと読めないと思います。
そして山をやってる人には憧れの山です。もちろん深田百名山
一般的には、「百名山最難関」「最後まで残る百名山」として有名ですね。
そんな幌尻岳にやっと行くことができました。

計画を立てたのは今年の春くらい。幌尻岳に登るにはいくつかコースがありますが今回は最もポピュラーな平取から入り額平川を行くコースを選択。
このコースは徒渉があることで有名で、増水すると入山できないことから、(それが幌尻岳登山を難しくしている一因ですが)リスクは無くは無いのですが、やはり最初はこのコースで!と思うわけです。
日時も仕事の予定を見て影響のなさそうな7月最終日を計画。一般的には小屋に二泊するようですが地図とにらめっこするとどうやら一泊で無理なく行けそう。
台風さえ来なければ例年増水もなさそう。てことで土日で計画。
飛行機で内地から来た人はとよぬか山荘などに前泊するようですが、そこは千歳市在住のメリットを存分に生かします。
参加者は結局当初から紆余曲折があり、同僚二人、道外からいつものさなリーダー&ともちゃんと、5人で挑みます。

朝7時、同僚Sさんが自宅までお迎えに来てくれます。しかも新車!スバラシー!
その後駅前のホテルに泊まってるさな&ともを拾って近くに住むもう一人のKさんを拾い、いざとよぬか山荘へ。
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コンビニに寄りながら9時頃とよぬか山荘へ余裕の到着。ゆっくり準備開始してるとバスがやってきます。
なお、今年からこのとよぬか山荘、バス、幌尻山荘はインターネットで予約が可能になりました。予約状況も一目瞭然です。
(URLはこちら
リアルタイムで予約人数がわかりますが、当然土曜日は満室だったんですが台風12号の影響もあり、キャンセルがかなり出てる様子。
なので僕らの他に乗ってた乗客は4人でした。広々快適〜。
バスは定時に出発し、林道をひた走ります。
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どうやらとよぬか山荘からバスから幌尻山荘からすべて平取町山岳会が支えているようです。うちの千歳山岳会も恵庭岳に小屋建てないかなぁ。
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そうこうしてるうちに10時20分。バスの終着、第2ゲート着。前日から泊まっていたと思われる下山車がたくさん待ってました。
そして写真を見ておわかりのように、天気はまさかの快晴。台風からの湿った空気の影響で曇りが予想されていただけにこれは嬉しい誤算です。
「いやもー暑かったよ〜」「素晴らしい山だったよ〜でも暑いから途中の命ノ水でたくさん汲んでいってね!」といろんな人に似たようなアドバイスをいただきます。
うーんやっぱ暑いのか・・・。徒渉は?と聞いたらこの時期にしてはとても水が少なくて渡りやすいとのこと。さなさんも一安心。

同乗してた4人のグループが先行し、僕らは11時くらいに出発です。
とりあえずの林道終着点、北電取水施設までは2時間30分の予定。
じみーに林道を行きます。割と日陰はありますが暑い。天気は快晴。さすが晴れ女が二人いると違う・・・。そしてアブ。もー虫がすごい。
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虫除けもムヒもその手のアイテムが全くなく、さなさんのハッカスプレーを借りてしのぎます。実は今回の山行一番の敵はこいつらでした。
林道終点でお昼の予定がさすがにおなかが持たず、二ノ沢でランチタイム。
その後アブと戦いながら北電取水施設へ。
大体コースタイムの13時30分頃到着するも・・・。
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橋が無い!!!
この冬の雪解けで流失し、復旧は10月とか。
というわけで思わぬ徒渉を強いられることに。
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道具が無ければ靴を脱いで裸足ですが今回は当然用意してあるのでそれぞれ靴を履き替えます。
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さなリーダー初徒渉!ここは元々橋が架かってた下流なだけあって、まぁまぁの水深で、身長185cmの僕で膝上くらい。
そして冷たい!さすが雪解け水。でも気温が高いので気持ちいいのです。
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無事渡りきり、北電施設。ここから右岸を30分以上歩くため、一度登山靴に履き替えます。
ここから先は普通に登山道。しかしちゃんと整備されてます。下刈りもされてるし、小屋の運営といい、山岳会の方々には頭が下がります。
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へつりも何カ所かあり、ちゃんと鎖が渡してありますが雨が降ってると滑るから要注意ですね。
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地図通りの徒渉開始地点で徒渉になります。手前には「増水時は引き返して」の看板あり。実際去年増水で亡くなってるので引き返す勇気、大事ですね。
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さっきプレ経験してるので楽しく徒渉。この辺からだんだん曇ってきて暑さも和らぎ最高の環境。
今回僕が挑んだ格好は、マリンシューズ+マリンソックス。本来沢靴なんですけどお高いのです・・・。Sさんは自前の沢靴で快適そうです。
Kさんは何も持ってなかったので僕のKEENのサンダルを貸しました。むちゃくちゃ冷たいようです。マリンソックスはかなり有効ですねー。
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地図には15回ほど徒渉があるとのことですが実際はもっとあったと思います。というのも、登山道があって道が切れて反対に渡り、また登山道でまた道が切れて・・・というのをイメージしてたんですが実際はこの写真のようにほぼ川。ほぼ川です。要所要所にはピンクリボンがあって道は大体わかるのですが、徒渉というより沢登りに近い感じですね。
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順調順調。(一度コケましたが服は大丈夫でした。)
あと今回はデジカメがSONYのRXなので防水機能が無く、絶対に濡らせないと思いいちいちジップロックにしまってました。
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小屋が見えた!!この手前で地図によると右岸に渡ってもう徒渉は無いと思ってたら、最後の最後、小屋手前で最後の徒渉・・・しかも深いし流れも速い。
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無事渡りきり、やっと小屋へ!予定では15時過ぎだったんですが、徒渉に思わぬ時間を食ってしまったので16時前の到着でした。
小屋前にはたくさんの人。僕らが一番最後でした。
小屋番さんが優しく出迎えてくれていろいろ説明してくれました。小屋の中には寝具しか入れられないのでシュラフ等の準備ができたら声かけてくださいと。
とはいえ徒渉スタイルなのでみんな靴を脱いだり拭いたりラジバンダリ。消灯が19時30分ということでもうあまり時間が無い。
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なんとか寝床を案内してもらい、お待ちかねの夕飯タイム。この小屋は食事の提供が無く自炊はこういったブルーシートの上で。なかなか合理的です。
水は沢水じゃない山から引いてる清水で煮沸なしで飲めます。
この日の夕食は鍋、シャウエッセン、鶏肉のゆず胡椒焼き、うどん。肉は凍らせて来たので途中で全部溶ける予定があまり溶けて無くカチカチのままという想定外のアクシデントもありましたが美味しくいただきました。もちしゃぶが大人気。
なおビールも担ぎましたが、小屋でも販売してます。(アサヒ350mlで700円)
明日の朝早いのでささっと寝たかったんですが結局一番最後。ワイン2本、梅酒1本も全部飲みきり。ビール3本飲んだし良い感じで酔ってしまいました。
明日の用意・・・めんどくさいけどサクっと終わらせます。なんと言ってもこの山、アタックザクで行けるのがいいです。(メインザックは小屋にデポ)
7時頃切り上げ、寝床に入ったらのび太並のスピードで就寝。

朝2時半に起床。
今日は長丁場です。みんな当然まだ寝てますので起こさないようすべてを持って外へ。外でシュラフとマットを片付けます。
む・・・雨・・・。雨が降ってます(泣)
まぁ予報では午前中は曇り予報だったし、小雨なので我慢。あとは晴れ女に期待です。
片付けとかお湯を沸かして水筒に入れたりとかなんだかんだで時間がかかり、3時に出発したかったのに結局3時15分過ぎに暗い中出発しました。
(暗いので写真ありません。)
とりあえずは1時間50分先にある、命ノ水を目指します。
最初から結構急登。とはいえ登山道はよく整備されていて不安箇所はありません。
真っ暗な中ヘッドランプで登山スタートとかいつぶりだろう。
そして周りがだんだん白み始めます。どうやら稜線は綺麗に見えてるので高曇りな感じ。涼しくてとても登りやすいです。
今回メインで使ったのはYAMAPですが、命ノ水のあたりでそれらしき水場がありません。
おかしいな、、見逃した?とか言いながらもおなかが空いたので朝ご飯タイム。
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お、雲が取れてきてる!戸蔦別岳が綺麗に見えています。
結局見逃したんだよねと半ば残念に思いながら出発すると少し登ったところにやっぱりありました、命ノ水。
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看板は命の泉になっています。
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大雪山系、十勝連山が綺麗に見え始めます。
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バス停でみんなこぞって美味しい美味しいと言ってた命ノ水は、水量が少なくチョロチョロ。でもゴミもなく非常に綺麗。
すごく冷たくてとても甘い。甘露とはまさにこのことですねー。
プラティパスいっぱいにして出発。
なお、登山道から少し降ったところにありますがせいぜい1〜2分なので汲みに行くことをオススメします。

命ノ水から上が急登。なかなか手強いです。ここから尾根に出るんですねー。
この水場見つけた人はホント偉いです。
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尾根に出たら目の前に北カールがばーん!そして本丸どーん!素晴らしい!天気の心配はもうすっかりありません。
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そしてお花畑があちこちに。今高山植物最盛期な感じでした。名前もよくわからない花がたくさん。もちろんチングルマのような定番の花もたくさん咲いています。
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チングルマはある場所ではもう花が散って毛になっていたり、咲き始めの綺麗な場所もあり、少しの場所の違いでまったく開花時期が違うのが面白かったです。
標高差ほとんど無いんですけどね。
そして写真には写っていませんが、北カールで蝦夷鹿が走っててみんな大興奮。のちに別の登山者から聞きますが、ヒグマもいたようです。見つけられなかった・・・逢いたかったなぁ。
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戸蔦別岳方面すっかり快晴。ピパイロ岳までの稜線が綺麗に、本当に綺麗に見えます。素晴らしい!
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標高が上がり、1850m地点にある小さなピークを過ぎたあたりから、北アルプスっぽい岩地帯。特にペイント表示はありませんが、まぁ迷うことはないので楽しんでぴょんぴょん登ります。
この山の良いところ、それは、半分以上が稜線歩き!しかもアップダウンが激しい、とかではなく、緩く登っているので景色を楽しめることです。
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山頂から10分のところにある、新冠コースの分岐点。近年徒渉が不要の新冠ルートが人気となりつつあるようですが、ポロシリ山荘まで延々と続く林道歩きと、急登の新冠ルートはやはり僕には魅力があまりありません。グレートトラバースで田中陽希氏はこのコースだったようですが、それは徒渉が出来ないとスケジュールに影響が出るというのが大きいようで、確かに徒渉が無いことは魅力的なんでしょうが、僕は徒渉があることが魅力なのでやっぱりこのコースは選べませんでした。
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というわけで、午前7時20分、山頂に到着。深田百名山77座目!
登頂したときはやや雲が多めでしたが、30分ですっかり良いお天気に。
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今回の登山、小屋を出発したのが僕らのグループが1番でした。というわけで到着も1番。なにげにその日に誰も登っていない山に登るのは人生初です。
当然誰もいないので集合写真は撮れないので後続を待ちます(笑)
山深い幌尻岳は360度山。見渡す限り日高山脈が雄大にそびえ、視界に人工物が全く入りません。おそらく飯豊山がこんな感じなんでしょうけど僕が登ったときは山頂だけガスガスで眺望なしでした。
山頂は風が強かったのでアウターを一枚羽織りましたが特に寒いわけでも無く、良い感じでした。

当初曇りだと思ってた山行、あまりの素晴らしさに下山がもったいなく、結局8時過ぎまで留まっていました。とはいえ今日はバスまで行くので後ろ髪を引かれる思いで下山。
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帰りも北カールを眺めながらゆっくり降れるのがこのコースの魅力です。
熊、見つけられなかったなぁ。

予定では12時に小屋を出発すれば17時のバスに間に合う計画だったので、11時には小屋に着きたいね、と言いながら下山。
途中命ノ水の上の急登はゆっくり行きましたがそれ以外はなだらかに良い感じで降れて、11時に小屋に無事到着。
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当然ですが誰もません。(笑)
ブルーシートを贅沢に使い、ランチと荷造り、そして徒渉の準備。
最後小屋番さんに小屋前で写真を撮って貰い、12時に下山開始しました。
余談ですがこの小屋番さん、元々道外ですが北海道が気に入って十数年前に移住してきたそうです。イケメンの青年でした。
あ、あと小屋限定のTシャツがとても格好よく、普段Tシャツは買わないんですが今回購入。2500円。安い!

帰りは雲1つない快晴になってしまい、徒渉が楽しい楽しい。ただし徒渉が終わって林道歩きになったら暑い暑い。
そしてアブがひどく、座ってろくに休憩も出来ない。
この時期一番重要なのは虫対策ですね・・・。

という感じで、無事16時半、バス乗り場に到着。
ここにはバスを逃した人のために簡易ビバーク施設としてプレハブが設置してあり、中は絨毯で8畳ほどの広さがあり、虫がいないので快適にバスを待てました。

16時45分頃バス到着!無事にとよぬか山荘へ帰ることが出来ました。
もうみんなお風呂に入りたくて入りたくて、とよぬか山荘で入ろうと思ったら宿泊者のみ。運転手さんに聞いたら少し走ったところに温泉施設があるよーと。
お!行く行く!!ってことでその温泉に向かい、久々に「あ゛〜!」って感じでお風呂を堪能。
併設のレストランで平取和牛をいただき、大満足で千歳へ帰りました。

今回の山行は人に恵まれ、気象に恵まれ、混んでない小屋、少ない水量、綺麗な花畑・・・と、本当に心に残る山旅でした。
ご一緒してくれた皆さんありがとうございました!
次の山は2週間後、道東の3座です!


【おまけ1】
実は行きで給油ランプがついてたS号ですが、日曜日の北海道の田舎ということでガソリンスタンドがどこもやってない可能性!!
バスの運転手さんに聞くも、50分くらい走るよと(汗)
あーどうしよう、JAFか!?ジャフるのかー!?と騒いでたら、

「じゃあよ、俺がよ、先日20L買っておいた買い置きあげるよ。」

と運転手さん。神!いいんですか!?良いんですよ、困ったときはお互い様ですから。
ホント助かりました。
実際道中まったくGSがなく、ガソリンもらえなかったらアウトでした。

幌尻岳行く人はほぼレンタカーだし、満タンで借りるからガス欠の心配はあまりないでしょうが、ガソリンは要注意です!

【おまけ2】
冒頭で書いたように、深田百名山最難関と言われてますが、今まで登ってきた感じ、一番キツかったのはやっぱり空木岳日帰り。そして飯豊山です。
易老渡から入る光岳、聖岳や黒沢岳もキツかったなぁ・・・。
ということで、最難関の考え方は人それぞれですね(笑)

# by tomisak | 2018-07-30 21:26

残雪期の雨飾山登山(ピーク2)

どうも、僕です。
最近、「○○納車」とか「○○買ったよ」とか、その辺のYouTuberっぽくなってる本ブログ。タダじゃないし(有料で容量増やしてます)あんま書き込まないしで、止めようかな・・・なんて思ってる今日この頃。
まぁ続けますけどね。何人が見てくれてるんだか。

そして久しぶりの山行日記です!

GW前半、総理の外遊で中東に行きましたがその帰りが予定では5月2日。よーし、3日から山いっちゃうぞ!とヒロコママを誘い剱岳の計画を立てます。
しかし予定がずれ込み、帰国は3日の14時。うんうん、まだ大丈夫よ。(飛行機は21時新千歳空港発)
出国数日前、また予定が変わり帰国17時45分。うんうん、まぁなんとか・・・シャワーくらいは。
そして迎えた外遊途中でいろいろあって、千歳に戻るのが20時。
うわー!間に合わない!!(だって片付けとかいろいろあるし)
でも基地から空港まで10分だし・・・と気をもむ気をもむ。
結局少し帰ってくるのが早まり、ギリギリセーフで飛行機に乗れました。
千歳滞在時間、1時間30分で羽田空港へとんぼ返り。イスラエルからの帰国で全然寝てない。

羽田でママの車に乗り、そして僕が運転し一路立山へ!450キロ!眠い!

途中で意識をなくしながらもなんとか朝方、立山駅へ到着。もう通い慣れた道、そして駅。全然懐かしくない(笑)
そして天気は雨。なーに、今日から回復さ!(今日は5月4日)と思うも、どうやら山は雪で高原バスが動いてないらしい。
少し待ってる間に大阪からOさん到着。今回はこの3人旅です。
もしバスが動いても今日一日は天気が悪いっぽいんで予定していた剱御前小屋へは移動が大変か?ということで早急に代替案の検討。
白山?って話も出たけど地図見たら雨飾山が近い!僕はまだだし他の二人も未踏ってことで、じゃあ雨飾山で!と。
登るのは明日なので今日はどーしよー、観光?ってことになったんですがママが東尋坊に行ったこと無いっていうんで、一路久々の東尋坊観光へ。
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いやー久しぶりに来ましたがなんかすげーハイカラになってました。鳥取のスナバコーヒーを真似たと思われる、岩場コーヒーとかあるし。
まぁ自殺の名所とかって悪名が立ってるからなんとかイメージ払拭に必死なのかなってのが伝わります。
少し散策してとんぼ返り。
今日の宿どーしよーって思ってたらママの富山にいる友達がキャンプどう?と誘ってくれてまさかのキャンプ合流となりました。
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すっごい本格的。もうグランピングに近い。とても暖かくおもてなしして貰い感謝感激でした。
が、すでにベッドを出てから50時間以上。途中仮眠はとってますがあまりに疲れてて、少し横になったら爆睡でした。

翌朝6時出発。目的地雨飾山登山口までは2時間くらいの移動距離です。
お世話になったお二人と二匹の犬に別れを告げ、糸魚川を南下して雨飾山を目指します。

予定通り8時に長野側の登山口、雨飾荘に到着。感じの悪い小屋の主人に「そこらに停めるな」となぜか注意され、路肩へ駐車。車は10台もいませんでした。
なおこの雨飾荘、一泊いくら?と聞いたら少し考えて15000円ですと・・・高杉。

お天気最高です。準備して出発!今回今更ながら初めてYAMAPを使用してログをとってみました。
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雨飾荘より上は雪のため通行どめ。本来入れる登山口まで歩いて40分の行程。なんだよー、雪全然ないじゃないかよー!とぶーぶー言いながら歩いてたら、
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20分ほど歩いたらこの有様。除雪はGW後らしいです。
そしてなんだかんだで登山口へ。ここらは完全に雪です。YAMAPを見ながら尾根の取り付きを探しますが全然見当たらない。
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おっかしーなー、この辺じゃね?とか散々探して見つからず、どうせこの上が登山道でしょ!と適当に藪から登り始めます。
30分ほどで登山道へ出ましたが、余計なロスでした・・・

夏道はほぼ出ておらず、少し歩くとまた雪、そして地面、雪。雪。1時間もしたらもう完全雪です。途中でアイゼン装着。
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これが・・・
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すぐこうなる。
この山は右からぐるっと山頂へ回り込む登山道ですが、今は雪があるので直登できるんじゃね?ってことで直登に決定。ママは渋々。
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良い天気なんだけどねー、結構な斜度よ。
でもまぁ、平蔵谷を登ることを思ったら楽よ楽!と言いながら登りましたが、ここ、平蔵谷に全然負けてませんでしたねー。
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しかしまぁ、景色は絶景。
途中まさかの登山カップルに出くわし、実はここをいくと山頂には行けないんだよと教えられる。
な、ナンダッテー!!
この先にあるのはピーク2、その名の通り雨飾山の2番目のピークで、ここはここで夏は行けないらしい。
今更引き返せないし、ピーク2でもいいよね〜と切り替えて頑張って登ります。
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ピーク2直下のママ。なかなかいいよここ、立山連峰がバッチリ見えてるし(この写真の右側)
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というわけでピーク2到着。4時間弱くらい。この写真の左の双耳峰が雨飾山山頂で、右に見える平らな稜線を歩いて行くようですがここからは崖になっていて行けず。
クライミング装備があれば行けるって話です。

しかしここも絶景。わざわざ持ってきた360度カメラを車に置き忘れるヘマをしなかったら素晴らしい画像が撮れたんですけどねー;;

30分ほどいて、温泉にも入りたいしで下山しました。
下山道は来た道よりやや登山口方向へ森の中を降りました。
河原に出たら当然登りの取り付きを探したんですが、なんだここかー!というような感じ。なぜ見落としたのか・・・。

ちょうど7時間で下山。宿はここからすぐ下にある小谷温泉(おたりおんせん)の老舗、山田旅館さん。
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もう100年以上続く老舗旅館なんだとか。当然秘湯を守る会です。
温泉は温めの源泉掛け流し、食事は山のものが中心で非常においしかったです。部屋はGW最後の休みと言うことで多分空いていたからか、3部屋続きで貸してくれました。
これでいて12000円。
トランプで盛り上がるも、10時過ぎに布団へ・・・何十時間ぶりだろう。もちろん即寝ました。せっかくママが隣にいたのに!

翌朝ゆっくり起きて、念願の白馬村にあるジャンプ台を見学してから一路羽田空港へ。わざわざ空港までありがとうママ!
という感じでGWの山行が終わりました。
深田百名山76座め!と言いたいところですが保留ですなぁ。バッジは買いましたけど。
いつか妙高と一緒にもう一度行きたいです。



# by tomisak | 2018-05-10 22:02 | 山行日記
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